『暗黒のときに』 〜暗闇に灯る光になる〜
私達の地球は、これから新しい夜明けに向けて真っ暗闇の中を進んで行きます。
まるで、月のない闇夜に入ったかのようです。
波動レベルは、どこにも属さない次元。
既に固い3次元から、不確かな4次元へと開き、地上で私達が感じ取れる最高次元は5次元まで広がって来ています。
こんなとき、私達人間には3次元をしっかり生きる基本的な力が備わっているものの、次なる次元が次々に開いて行くと、物質的な固い3次元感覚も弛んだような不確かさとなって来ます。
最近は、日中でもやたらと眠くなったり、意識がぼんやりしたり、ときには現実感がまったく希薄になって思考が働かないような体験する人が多いのではないでしょうか?
物質的な次元だけで生きているときには感じ取ることが出来なかった波動が、肉体に影響を及ぼし始めているのです。
逆を言うと、肉体が次なる波動を生き始めているのです。
次元が開き続ける中、私達にはこの先も非現実的な感覚が広がり続けます。
それは、使い慣れた古い観念から離脱し、まったく新しい生き方を始める、自己改革を進めるときと似ています。
良いと思っていたことが、新たな視点を見出すことでこれまでと違ったものに見えて来る。
正しいと考えていたことが、それを形作っていた制限から解放されることでより良い選択へと進んで行く。
このとき、古い自分でもなく、新しく選択された自分でもなく、まだどこにも収まらない不確かな自分を生きるときがあります。
様々なことに対し、当たり前に対応していた価値基準が使い物にならず、かと言ってこれだと確かに感じられる方針も定まらない。
自己改革が完了し、解放された自己がそれに相応しい価値観を構築するまでは、まるで暗闇を手探りで進むようなものです。
そんな私達一人ひとりの成長の過程と同じように、社会や世界の秩序が変化して行くのです。
これまで底辺で起こっていた様々な変革が、次第に大きな規模に及び世界の姿に現れ始める。
世界秩序が、古い姿から新しいかたちへと生まれ変わる。
これまで正しいと思われていたことが違ってくる。
様々なことに対し、基本的な同意があったと思われていたことが根本から崩れ始める。
既に底辺で始まっていた世界秩序の変革が、次第に大きな規模へと現れて来る。
いよいよお金の価値観が様変わりを始めるでしょう。
世界中の国々が、お金と言う道具を使い、それに強い信用を与え、揺るぎない価値観を共有しています。
しかし、働きに応じて支払われる報酬は、例え全く同じ働きでも、支払う側やその働きを受け取る側の都合で様々な金額が選ばれます。
人間が、会社が、また国が、それぞれの個人的な都合で目に見えない違いを設定している。
その設定が多くの人に信用を得られるかどうか、それによって報酬が変わる。
私達は、お金を無条件で信用しているかに見えて、実はとんでもない誤解を見ているのです。
内容が優れているもの、質の高いもの、丁寧に取り組まれたもの。
本当の評価を得るのは、誠実に行われた働きに対してでなければなりません。
何に対しても、一律に判断するのではなく、そこにある価値を見極めなければなりません。
見せかけの豪華さや口先で謳われた魅力に惑わされて、誤った選択をする。
以前は時間をかけなければ見付からなかった真実も、波動が広がる中では速やかに現れて来ます。
自分がどんな価値観を抱いているのか、その価値観は新しい世界が許す真実なのか。
そして、導き達が光を降ろす、その道にあることなのかどうか。
仕事を持つ人なら、手抜きと見せかけを卒業しましょう。
自己改革をしたいなら、都合の悪いことには目をつぶり耳聞こえの良いことだけに向き合う逃げを止めて、自分に対し誠実に向き合いましょう。
会社や組織を率いるのなら、社会に貢献する道を進みましょう。
自国の国体(旧仮名遣いにするか?國體)がどうであれば国民として誇れるのか、国の存在意味を自らの生き方で示して行きましょう。
そして次には、暗闇を手探りで進む人に、道案内の灯りとなって生きましょう。
誰よりも自分に誠実に、心清らかに保ち、神様に導かれる魂として、暗闇に灯る光となれるのかどうか。
あなたの生き方が、世界を変える力となるのです。
合掌。 寺尾夫美子
2018年12月12日記
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