『波動のバランスが整うまでに』
■総合■
これまで続けてきた波動上昇は、更に一定のバランスを保ちながら進んで行くでしょう。
波動の上昇とは、地球が表現する世界が、時間の制約から少しずつ外れ、変化することに破壊を伴わない創造の段階へ入ることを意味しています。
波動上昇を始める前までの地球では、変化のためには常に破壊が起こり、その破壊によって人類や大地の総入れ替えが行われてきたのです。
その波動上昇に対し、破壊を伴う創造しか出来なかったレベルは既に通過し、今後はあらゆる場面で柔軟な変化が見られる時代へと進んで来ています。
ただ、そのような波動レベルに到達していても、人類となって転生している魂達の意識によっては、これまで通りの破壊が起きざるを得ない場面が多々残っています。
それは、3次元に掴まっている意識を持った魂にとっては、破壊なしに変化が起こることが受け入れられないからです。
そのような人々が多く集まる地域や団体では、これから益々破壊的な現象を体験するときとなるでしょう。
また、それらの人々が棲まう場所や国では、天災が起こる率が高まります。
これらもまた、想念が創造を起こす、波動的な現れと言えるでしょう。
その国のリーダーが、どのような方向へ舵取りをしているのか?
リーダーと仰いだ人に対し、市民達がどのような態度を取っているのか?
リーダーが取り決めた事柄に対し、違う意見を持ったときに、変化を促したい人々が破壊を選んでいないのかどうか?
身の回りで起きるすべてのことに対し、断定的な意見や意識で語る人がどのくらい棲まうのか?
このような固い意識の人々が創り出す世界も、波動の高まりによって現実化しやすくなります。
受け入れがたい出来事があったとき、心が柔軟に回避する術を身につけているのかどうか?
自分の言動が、常に新しい変化に向かう動きをしているのかどうか?
今、可能性に目が向けられているのかどうか?
そのように柔軟で、可能性を生きている人達と一緒に進みましょう。
隣り合わせにいても、破壊を伴う創造の現実を体験するのか、柔軟な再創造を見るのか、まるで違った波動レベルでの世界が広がるのです。
波動の力は、魂の向上を願う思いを携える人達に、共振を起こし、持てる能力を倍増させます。
一人では広がらない波動も、二人三人と結集していけば、清らかなエネルギーが増幅され、益々可能性への思いが強くなります。
自分を誇り、他を称え、互いの存在を認め合う豊かな連動が、波動上昇に引き上げられ、これからの地球の行く先へと、共に進んで行けるでしょう。
地球がバランスを取るとき、遅い波動のゾーンには、粗い次元のエネルギーが作用します。
速い波動のゾーンでは、距離や時間に関係なく波動の連鎖が起こり、共時性が頻発しますが、遅い波動のゾーンでは、それぞれが個別に破壊を起こしていきます。
これまでは、地球のエネルギーは、波動が上昇することに重きが置かれていましたが、2015年12月22日の冬至を越えて、上昇と共にバランスを取ることが始まっています。
エネルギーは、既に2012年から拡張へと向かっていましたが、ただ広がるだけでなく、巻き込むエネルギーを整えながら進みます。
巻き込まれるエネルギーとは、波動上昇の負担にならない、または牽引する力のあるものです。
牽引するエネルギーの持ち主は、地球転生回数がずば抜けて多い人々、あるいはこの次元上昇のビッグイベントのために使わされた存在達の転生による人々です。
負担にならない人々とは、今を3次元最後の転生とするべく、日々精進を重ね、徳を積み、精神的な成長の歩みを続ける者達のことです。
意識の向上と、日々の言動が、ある一定の波動レベルに到達すると、地球が進む波動ゾーンに巻き込まれ、更なる力を得て、益々意識の向上が加速していきます。
そのような状態にある人にとっては、2017年を迎える前の2016年は正念場。
魂がやり残したあらゆる精神磨きが、この一年で怒濤のごとく押し寄せ、止まっている暇などありません。
また、自らの魂磨きが進んだ人には、後から追いつこうとする人々への援助役も回ってきます。
心の陰りに戸惑い立ち尽くす人がいたら、心の輝きを持って道しるべとなりましょう。
どんな艱難辛苦も、迂回せず真っ直ぐに立ち向かう人には、光が広がる瞬間が訪れることを指し示してあげましょう。
求める手を振り払ってはいけません。
その手を持たないことで自分の身が守られると考えるなら、その考えが身を落とします。
無理をして手を取ってもいけません。
無理することは自己否定の振動を起こし、自らを落としていきます。
正々堂々と、自分の心を揺るぎなく抱え、その心が慈しみと労りを選べるように日々の鍛錬をすることを忘れないでいましょう。
進んで遅い波動ゾーンに入って行く必要はありません。
遅い波動ゾーンがしなければならないのは、自らを改め自ら加速することです。
その選択の自由を尊重し、いたずらに手助けに走ってはいけません。
波動を保つことは、自らの立ち位置を保つこと。
自らの立ち位置を保つためには、自分の心のすべてを知っておくことです。
何に抵抗が有り、何が弱点か、何が負担になることか。
それらを最前面に出てこさせないために、日々どのように自己管理をすれば良いのか?
自分と言う人間の一部始終を把握し、その扱いを心得ている人になりましょう。
心に向き合い、自分を探り、生まれてきた目的を細胞のすべてで感じている人になること。
その状態に到達するための、思いつくことすべてを実行して行きましょう。
次なる波動の壁は、2017年の夏頃になりそうです。
これから1年半、心して進みましょう!
合掌。
*転載・抜粋引用などは自由ですが、
必ず「寺尾夫美子のスピリチュアルメッセージ:2016年イヤーリーディング」からの転用、
または引用と但し書きをお願い致します。
■政治■
違いを認め合い、互いの国民の幸福のために、どんな政策を執ことが出来るのか?
自国の利益も、他国の利益も、互いに高め助け合えるような関係を築こうとする国が、波動の上昇に乗って行きます。
時には旧体制に傾くかに見えても、古い体質を破壊ではなく緩やかな変化に導くための政策もあります。
また、物質主義的な強引さを見せる場合でも、破壊を迂回して変化へと進んでいる場合もあります。表面に出て来ている情報だけを鵜呑みにすることなく、自ら真実を探し求める姿勢を忘れないでいましょう。
さらに大事なことは、一つひとつの出来事を断片的に見るのではなく、世界的な規模で共時性を持って起こっている全体的な方向性を見極めることです。
■経済■
指示私欲を肥やすためなら、どんな汚い手もう買う。
自分さえ利益があれば、他を蹴落としてでものし上がる。
こんな考えの経済活動は、とうの昔に機能しなくなっています。
それでも、まやかしを求め「一時的な安心さえ得られれば、先の事は取りあえず見なくても良い」と考える人が居なくなったワケではありません。
目先の手当のみを優先し、長期的な利益を考えない人々によって、私利私欲を肥やす人々が成り立つ経済活動は相変わらず続きます。
ただ、次第にある一定の塊となって、それにはそぐわない人々の活動から離反していきます。
常に、自分の利益が他の利益に繋がっているのかどうかを見極めながら進みましょう。
また、自分の支払いが、相手の未来にも利益となるのかどうかを見据え、他者への投資になるような関わりを持つことに意識を置きましょう。
■消費活動■
長く「使い捨て」が当たり前の消費活動となって来ましたが、ようやく「大事に使う・長く使える」ことが消費活動の主流に戻ってきます。
電化製品の使い捨て・買い換えサイクルの短さは、波動上昇によってより性能の良い技術開発が進むために、避けられない状況が続いていますが、それに振り回されていると間違います。
専門分野に就く業種を除いて、一般家庭では付き合い方を考え、必要最低限がどこか、どんな状態かを見極め、新機種・新機能・新デザインなどで買い換えを促すファッション的な扱いから卒業しましょう。
また、たくさんの物を消費する生き方は、時間を雑に扱うことになり、波動上昇の波から外れる原因となります。
■仕事■
人々に、社会に、求められている仕事か?
自分の、会社の働きは、社会にどのように貢献しているのか?
自分の仕事は、誰のためのことなのか?
それによって利益を得ているのは誰で、その利益はどのように社会に還元しているのか?
一連の活動とお金の流れが、豊かさの循環に乗っているのかどうかによって、その仕事がこの先も存続するのかどうかが決まります。
仕事に就くなら、豊かさの循環にあり、関わる人々に笑顔が見える会社や組織を選びましょう。
そのように思える業種でも、関わる人達の中に、自己顕示欲のために働く人や、自分さえ上手くいけば同僚や客先から文句が出ようとも意に介さないような人がいる会社は、突然崩壊と言う場面も出て来ます。
波動の上昇によって、バランスの悪い場は整えられるためです。
中心的人物の意識に問題があると、その組織ごと崩壊する場合があります。
中心的な人物でなくても、組織に対する影響力があれば同じことが起こります。
逆に、業種が社会貢献からほど遠く、悪しき慣習の元、利益優先の活動をしていても、社会貢献を強く心に持つ人物が一員になり、組織の方向性を舵取りするなら、その会社は柔軟な再創造を起こすことが出来ます。
波動上昇のレベルは、まだ、そのような柔軟な変化、再創造への方向転換が起こせるところにあると言えるのです。
今後、更に上昇が続くと、柔軟な変化を起こす時間的な余裕が消え、「あっという間に崩壊する、急に終わる」と言う状況を見ることにもなります。
そのためにも、また柔軟な変化が出来る今、必要な改革、方向転換、要らぬ価値観は潔く手放すことが大事です。
*転載・抜粋引用などは自由ですが、
必ず「寺尾夫美子のスピリチュアルメッセージ:2016年イヤーリーディング」からの転用、
または引用と但し書きをお願い致します。
寺尾夫美子のスピリチュアルメッセージ
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