2007年のエネルギーは
2005年が「愛の年」、2006年が「愛と調和の年」。2007年は、いよいよ「自己の拡充のとき」を迎えます。
個人に内在する愛を高め、自分を活かさない生き方を見つめ直した2005年に引き続いて、2006年は愛を他者との調和へ発展させました。
愛は本来、自分の身内や親しい人だけを大切にするのではなく、総ての存在に対して投げかけられるもの。自分の都合や関わりの枠を越えて、命のあるものは勿論のこと、物や環境にも分け隔てなく捧げるべきものです。
2006年を終えて、あなたの愛はどんな世界観に成長しましたか?
2007年は、これまでに体得した愛のレベルを、生きて体験するときとなります。内面に育ててきた愛の深さ・広さを、対人関係・仕事・生活の中で味わうことになるでしょう。
自分自身の愛のレベルは、人生で幸せと感じる度合いとしてフィードバックされます。内面の愛が豊かであれば、幸せを感じる頻度と度合いが高まります。自分を大切にする心が育っていれば、人から愛され大切に思われる体験がたくさんやってきます。
そのような体験を通して、内面に満たしてきた愛のエネルギーを、自己の拡充へと発展させましょう。人を思いやる心を一歩進め、積極的に人への優しさとして働きかけてみましょう。社会や環境を思いやる心が育っているなら、何かできることをひとつ始めましょう。既に育んできた愛で、次なるアクションへと進むのです。
2007年は、愛の貯金ができるときです。日々の“徳”を積むように心がけましょう。“一日一善”と言う言葉があります。一日にひとつでいいので、何か人のために役に立つ行いをしましょうと言う意味です。
電車で席を譲る、ゴミを拾う、学校や会社のトイレを掃除する、何か気が付いたことは積極的に実行していきましょう。人や社会に目を向けていると、自分自身の愛が同じように人や社会へと届きます。愛は必ず広がるもの。あなたが投げかけた愛は、人の心に届き、またその人から次なる人へと届いていくはずです。そうやってどこかから、また、あなたの元へ愛が帰ってきます。
始めから見返りを期待して行う行為は、残念ながら広がりません。自分の中に引き戻そうとする力が働き、自然な広がりを妨げるのです。愛の行いをするときは、無償の心で、そして人々の幸せを願っていましょう。その行いをしたときに、私達はすでに愛を貰っています。
優しい行いができることを、感謝していましょう。人のために働きかけるチャンスをもらったことを、しっかりと受け止めるのです。
人を愛する幸せはいつも自分の中にあり、それを現せる喜びが心の中で膨らみます。
内面の拡充は、自分が働きかけた愛によって育てられ、遠くまで投げかける程に自分の世界が広がります。豊かさを味わいたいなら、自分の豊かさを解き放つのです。より広く遠くへ届くように、心を込めて手放しましょう。
2007年は、一年を通して、綺麗な緑がかったブルーに見えています。青と緑の丁度中間の色で、品格・財産・尊厳・名誉・価値あるもの・完成されたバランスなどを伝えています。
皆さんそれぞれの位置から、成長へとワンステップ進めましょう。緩やかなエネルギーですから、高すぎる目標へ一気にジャンプしようとしないで、目の前のすぐにできる事から始めましょう。小さな一歩も、続けていくことで到達できるのです。
愛は焦らないこと。急いで結果を求めないこと。そのうちに、忘れたころに、“帰ってくればそれで良し。帰らなくてもそれも良し”と、心穏やかに構えていましょう。但し、成り行き任せや流されるままにという意志を持たない態度はマイナスです。
愛は温かく心地よいものですが、とても力強いエネルギーであることをお忘れなく。「自分力」が不在では、愛は働きません。
2007年に自己の拡充を図るために、自己を明らかにする2005年の取り組みがあり、自分力をアップする2006年があったことをお忘れなく! |